空手道 市川道場 ニュースレポート


2024年冬季審査会レポート


2024年12月22日(日) <ロート奈良第二武道場>






12月22日(日)に大和郡山市武道場において冬季審査会が行われました。

凍てつくような寒さの中での開催でしたが、錬成大会同様に会場は熱気に包まれていました。

道場生は緊張に包まれながらもやる気に満ちあふれた顔をしていました。全員で正座、黙想をして、

市川師範によるあいさつの後、初級者と中・上級者に分かれて審査が行われました。


 基本、柔軟、補強、ジャンプ(跳び蹴り)、型と指導員たちの厳しい目が光る中、最後の組手の審査

が行われました。その中で印象に残ったことがありました。


 補強の審査で、腕立てふせ、腹筋、ジャンピングスクワットの種目があるのですが、初級者でそれ

ぞれ30回、中・上級者はそれぞれ50回がクリアの基準となっています。小学生や中学生にとって

この回数をクリアするのは、おそらく大変なことだと思います。しかしながらみんなこの回数を達成

しようと必死で頑張っていました。号令についていけなくなっても指導員に止められるまで誰ひとり

自分からやめようとはしませんでした。その姿に市川道場で培われたチャレンジ精神を見ました。



 その後で線有りの茶帯に挑戦する者の連続組手が行われました。今回は、出原2級と渋谷2級が

5人組手に挑戦しました。


 最初に出原2級の5人組手がありました。彼は試合ではいつも軽快な動きを見せていますが、審査の

組手は勝手が違うのか接近戦になる場面が目立ちました。途中上段回し蹴りをもらいそうになりました

が、気持ちを途切らせることなく最後まで声を出し、気合いの入った組手を見せてくれました。



 次に渋谷2級の5人組手です。彼は試合では粘り強く気持ちで戦うファイタータイプです。しかし

途中でボディーが効いたのか、何回か倒れこみそうになりましたが、そのたびに気持ちを奮い立たせ、

最後まで戦い抜きました。


 2人とも茶帯たるにふさわしい組手を見せてくれました。審査の連続組手は試合の組手と違って、相

手が入れ替わり立ち替わり向かってきます。つまりいつも師範や指導員の方が言われる、「自分が苦し

いときは相手も苦しい」という理屈が通用しません。だからこそ審査の組手は、『絶対に諦めない気持

ち』がより試される場になると思います。2人ともその『絶対に諦めない気持ち』を見事に示してくれた

と思います。今年を締めくくるに足る内容の組手だったと思います。


 最後に市川師範から、「いじめなどに立ち向かう強さと勇気を身につけられるように、みんなで強く

なっていこう」という言葉と共に、参加者・スタッフにクリスマスプレゼントのチョコレートが配ら

れ、みんな笑顔で帰路につきました。



 受験者の皆さん、保護者の皆様、スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。






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